【徒然】分母の力

本日、何かのご縁でsonyやcanonの生産ラインのコンサルをやって
いらっしゃる方とお話しする機会があった。やっぱ、生き生きし
ている30代の方のパワーはすごい。

「このままじゃー日本の第1次産業、第2次産業は崩壊する。」

近隣諸国には中国という世界の生産所が押し迫ってきている。日
本のトップ企業の生産ラインは次々とコストの安いアジアに流れ
る。中国の人口は10億人、かたや日本の人口1億5千万人。中国の
月給２万円、かたや日本の月給15万円。

こういった世界的な流れの中、日本人は平和の世の中を後ろも振
り返らずに過ごしている。後ろにはすぐそこまでアジアの途上国
が押し迫ってきているのに。このままだと、日本の生産工場はも
ぬけの殻。そうすると、雇用の場が失われ、失業率が増える。
経済は円滑に回らなくなり、日本の国力は低下するだろう。

「こういった流れを学生たちの手でどうにかしないか？」

立命館大学政策科学部に通う自分。最近自分の中の問題意識が少
しずつ広まってきているように思う。最近は常に、大局的な視点
の中で自分の大義を果たしたいと思う。

「創造的インタフェースを用いた伝統産業の復興」

みたいなものをこの大学生活残された2年間でやってみようと思う
。なかなか伝わらない日本の伝統産業文化。この伝統産業の思い
、良さ、自然観を伝えるようなインターフェースを作ることは出
来ないだろうか？伝統産業の裏に隠されている様々な目に見えな
い情報。それらの情報をデザインし、人の感性に呼びかけるよう
なインタフェースを作りたい。

もっと詰めなきゃいけないことはあるけれど、人は死ぬ気になれば
何でも出来る。50％でも80％でも、その分母にかかっている数字が
100か200ではぜんぜん違う。

・100の力を80％使うと「80」の力
・200の力を50％使うと「100」の力

これからの2年間。常に分母の力を上げることに意識を向けたいと思
う...