今日は昨日宣言した、「人間講座」を見た。慶長時代の「踊り」「小唄」
を絵巻物をもとに説明してくれていた。普段は、そういったアンテナを
持たないと絶対に見逃す番組。けど、自分の中でしっかりしたアンテナを
持つことによって、ノートをとるようになるし、そこでわからなかった言
葉があれば調べようと思う。
「風流踊」と「隆達小唄」
「風流踊」
特徴、
・華やか
・老若男女
・不安の象徴
1598年の
豊臣秀吉の死後、5年後1604年の「豊国祭」において「風流踊」は
頂点を迎えた。老若男女がさまざまな楽器、鼓や笛や太鼓をたたきながら、
花や笠で飾りをもうけて踊る。
これまでの動乱の世界とはうってかわった天下泰平の時代をうたった踊りだ
と感じた。出雲
阿国がこの時代に発した言葉「いざやかぶかん」
「かぶる」⇒異様な、不吉な、不良な、変な
「かぶる」とは歌舞伎の語源である。この時代に同じような表現を行っていた
のがバロック時代に出たシェイクスピア「マクベス」「ロミオとジュリエット」
などでも同じような「かぶる」が表現されている。「バロック」という言葉も
歪んだという意で用いられている。
この時代の、日本の出雲
阿国の「歌舞伎」と
シェイクスピアの「戯曲」は同じ
表現を行っていた。世界の裏側なのに同じ事を同じような表現方法で同じ時期
に行う、この偶然。すごいな〜。
しかも、出雲
阿国の衣装のデザインがやばい...かっこいい。やっぱり過去も
今もデザインには統一感があるだろう。これも自分の中のテーマだし、今年い
っぱいの自分の課題にしようと思う。